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今母さんから聞いた話なんだけど、痴呆症のばあちゃんのことね。
今ばあちゃん家にはヘルパーさんが週4来てるの。そのヘルパーさんは、冷蔵庫に食材を入れてあればそれに見合った料理を作ってくれたり、炊事洗濯をやってくれてるみたいなの。
昨日もそのヘルパーさんが晩飯を作ってくれて、なんかいろいろあったみたい。だけどばあちゃんはなんか物足りなかったようで、カボチャの煮物を作ると言い出した。
んでその様子を母さんが見てたら、煮物にしては多すぎる水、砂糖や醤油を取り出したのはいいけど、味噌まで出したみたい。
母さん「煮物作るんじゃないの?」
ばあちゃん「誰もそんなこと言ってない、味噌汁作る」
そういって味噌汁を作ったはいいけど、
食べるときになって
ばあちゃん「あれ、カボチャの煮物はどうしたっけ」
痴呆症になっても愉快なばあちゃんに変わりはないみたいで安心したよ。