まず最初に、7,8年程飼っていた金魚が死んでしまいました。
金魚を飼い始めたのは確か中学生のころだったはず。
何を思ったのか父さんがわざわざ弥富の金魚屋さんてきな
ところで買ってきたのが始まり。
最初は、普通のオレンジ色の金魚3匹とアズマニシキ、ランチュウ系?
と黒のデメキンと全部6匹だったのね。
ウチは最初の数年でこの中の何匹かを殺してしまった気がする。
あの頃は残酷でよく金魚を割り箸でつついたりして脅してた。
それでもね、ずーっと今まで生き続けてきたのがオレンジの二匹なのね。
最近はずっとそいつ等二匹しか水槽にいなかったんだけど・・・。
姉ちゃんが近所の祭で小さい金魚をとってきて、それを何匹か水槽に
入れてたのね。翌日にはデメキン一匹以外は全部店へ持って行った
らしいけどデメキンだけは逃げ足が速くてそのままだったの。
そしたら、いつの間にか2匹のオレンジ金魚が元気無くなってたらしい。
普通ね、小さい金魚が駄目になるならともかく長年生き続けてきた奴らが
弱ってるだなんて、信じられなかった。
さっき電話しようと外に出ようとしたときみたら、一匹死んでた。
横たわって死んでた。
もう一匹の金魚はソイツにずっと寄り添ってた・・・。
なんかかわいそすぎて泣けてきた。
長年一緒にやってきた仲だもんね、頑張って生きてきた仲だもんね。
何か、自分にとって大切な人を亡くした気分に陥ったよ。
随分大きく育ってたから、どうしようかと埋めれそうなところを片っ端から
堀当てて、やっと埋めることができた。ガーゼに包んで。
別に愛情持って育てた覚えなんてないし、愛着なんかもなかったけど、
金魚にもココロがあるんだなあって感じた。
電話をした。自分でも意外。
ずーっと迷ってた。忙しいだろうし、自分のためだけに
時間を割いてくれだなんて言えないし・・・。
最初からOKだしてくれるだろうとは予想してた。
だけどなかなかボタン押すことができなくて何度も躊躇って。
もどかしくなって近所の公園に行って一人気持ちが落ち着くのを待って
やっとのこと電話が出来た。約束も取り付けた。
こちらから呼び出すわけだからそれなりに話す内容をしっかり固めたい。