富士登山記録

無事帰ってきたことだし、昨日から今日にかけての
富士登山のことについて書いていこうかと思う。
名駅のエスカに7時40分集合。
そこからバスに乗って約8時間かけて
富士山5合目雲上閣に到着。
ツアー参加者には何種類かクーポン券が
渡されてて、ウチはその中の一枚の
割引券を使って金剛棒を購入。
それから荷物の整理をして16時過ぎ頃山登り開始。
周りに知ってる人は一人もいないわけで、
だけど一人で参加してる人はチラホラいた。
不安だったけど、7合目の最初までは
全然余裕だった。
たぶん7合目から8合目にかけてだと思うけど、
もの凄い岩を登ってく、キツイルートが2時間くらい
続いたのね。正直、段差があるのはまだしも、
こんな道使ってまで行かないといけないのかとビックリした。
ちょっとでも気を抜くと足を取られそうだったよ。
よく考えて頑張って登った。
にしても7合目は長かった。山小屋がいっぱいあったしね。
そして8合目。ここまでは体調が悪くなることはなく、
ただ、まあ疲れていただけ。
白雲荘だったかな?山小屋に入ったのが21時頃。
小屋に入ったら人数分のカレーが用意されてて
食ったは良いけど、量が少なすぎ!!
ていうかカレーってあんなに美味しかったっけ・・・。
カレーという食べ物に飽き飽きしてるウチでも
いつになく美味しく食べられた。
そういえばこの頃、空を見上げると
満点の星空だった。
もうね、ホントプラネタリウムって感じだった。
感動したなあ・・・。
あんだけ大量の星を東栄町で観てみたかったものだ。
1時間くらいしてからかな、早速仮眠タイム。
だけどね、これが悪夢だったんだ・・・。
2段ベッドみたいなのを3つくらい並べた
空間に、1段ずつ人間を約9人並べる。
そんな状態で眠るんだよ!?
寝返り打てないし、隣の人の鼻息が
肌に伝ってきて気持ち悪いし・・・。
25時半起床だったけど、ウチは結局
その時間まで目を覚ましてた。
そしたら出発の1時間くらい前からかな。
それまではなんとも無かったのに急に
頭痛に襲われた。
「これはまずい、安静にしなきゃ」と
思いながらじっとしてたんだけど、
頭痛は悪化していく一方。
時間が経つにつれて吐き気も出てきて、
残念だけど、ここでリタイアか・・・って思った。
でも考え直した、何で自分がそもそもこんな
無謀なことしようとしたかって。
ここで諦めたら全てが無駄になるような気がして、
だから時間ギリギリまで痛みと闘った。
出発する直前、奇跡的に症状が軽くなってきて、
「今、このタイミングで行けばなんとかなるかも」と
思って25時40分、8合目から出発。
そこからは本当にしんどかった。
8合目以前は山小屋を見つける度に、
だいたいそこで一度休憩を挟んでいたんだけど、
8合目以降は山小屋の数もウンと減って、
そこからは約20分歩くごとに休憩してた。
動いてるうちに、段々頭痛と吐き気が元に戻ってきて、
だから休憩する度に酸素を吸って、何か食べて、
水を飲んでの繰り返し。
ただでさえ気持ちが悪いのにわざわざ食べる必要
なんて無いかもだけど、
高山病の対策としてこまめに食べるのが良い
みたいな情報をどっかで得たような気がしたから
それを信じて、休憩毎にくり返してた。
上へ上へ行くたびに寒さは倍増。
風は強いし、雨みたいなワケの分からない
ものもいつのまにか降ってた。
ていうかそれは頂上に着くまで気付かなかった。
8合目過ぎた辺りから、なんかやけにメガネが
曇ってるなあと思ってたんだけど・・・。
深夜4時半頃かな?なんとか山頂へ到着。
もうやばかった、山頂は。
寒すぎるから!!鼻水ダラダラ、帽子は
凍ってるし、水滴が付いたメガネがカチカチ。
折角のご来光にも感動する余裕など無く、
必死に寒さを堪えつつ、なんとか写真をいくつか撮影できたって感じ。
とにかく良かった。頂上へ着いた時はもう意識が朦朧と
してたけど、ご来光が見えて
「ああ、自分生きてるんだ・・・」って感じた。
「体力に自信の無い方は先頭へ来てください。」
いざというとき、ガイドさんにすぐ助けて貰えるようにと
登ってる間は常に先頭グループにいた。
途中きつくてペースを落としたかったけど、
落とすと余計ダメになるんじゃないかって思って
とにかく最初から最後までペースを崩さないことに
必死だった。下山時に比べて登ってる時の写真の
枚数が少ないのは、ホント登り切ることに
いっぱいいっぱいだった証拠。
山頂でちょっと休憩してからは、とりあえず8合目まで下山。
そこからは分岐点になってたので、説明を受けて
各自、自主下山。
ウチは一人で下山するのが不安だったから、みんなに
付いていこうと思ってたけど、
いつの間にかウチがツアーグループの先頭を切ってた。
アホみたいに早く戻ってきて、暫くお休み。
みんなが揃ってからは、温泉に寄って
そこで暫く休憩。
そして今日の夜8時頃名古屋に戻ってきました!
いやあ、ホント自分良くやったって感じ。
思いつきでどこまでいけるかしらと思ってたけど、
まさか結果的にちゃんと登り切るとはね。
やっぱり強いね、目標があると人間は。

2 thoughts on “富士登山記録

  1. ご苦労様でした!
    私は8合目あたりからの砂地というか砂利(?)のあたりで本当に体力を消耗して、本8合でリタイヤしました・・・。
    私たちは一気に上まで登ろう計画でしたので、赤道小町ミクサスさんのように、途中仮眠をとったら行けたかもしれないなーと思います。5人中、頂上に行き着いたのは3人でした・・・。
    でも吐き気と頭痛の中、ほんと頑張りましたね!!たしかに私も星に心が洗われるようでした。こんなに星ってあるんだなーって。
    お疲れさまでした!ゆっくり休んでくださいね。

  2. >>きゅーさん
    一気に登頂はきついですよね・・・。
    山小屋でまともに仮眠が取れなかったにしても、休憩したことによって
    後半なんとか登り切れたんだと思ってます。
    星はマジでやばかったです。
    なんか、星空見てたら友達とか、
    自分の周りで支えてくれてる人たちのことを思い出して、余計頑張らなきゃなんて思いつつグッと来ちゃいました。

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