他の人もやっていることだけど、ウチが
個人的に今年最も聞いていた邦楽アルバム10作の
レビューを簡単にしていこうかと。
順番的にランクが低いところから行こうかな(ぁ
レミオロメン「花鳥風月」
レミオベスト以来初のフルアルバムで
試しに買ってみたけど、正直一部の曲しか聴いてない。
それでも表題曲の花鳥風月、
進研ゼミのテーマソングとしても使われた「花になる」、
アリナミンのCMに使われてた「Starting Over」は
何度聴いても好きだわ。
全体がどういう感じだったか忘れちゃったけど、
基本的にサウンドが懐かしい感じ。
アナログな感じっていうのかな?
このアルバムの最も良かった点は、特典DVDの内容。
アルバム収録曲の全PVというかライブ映像だね。
でもそのライブ映像っていうのも、アルバムのために
撮り下ろした特別な奴って感じだったから良かったの。
これを機に久しぶりに一周通して聴いてみようかな。Every Little Thing「Change」
去年の丁度年末シーズンだったか、リリースされた
コンプリートベストを機に、もう一度ELTにハマってみようかなと
思って買ったフルアルバム。
ELTはメンバーが一人欠けたり、もっちーの声変わり、
それと楽曲そのもののマンネリ化という問題があって
ここ数年はホントに聴く気にならなかったの。
だけどベストを聴いて、やっぱり初期の楽曲と、
その他にもいい曲はいつまで経ってもいい曲なんだと
気付かされた。
それにこのアルバムは、なんと欠けていたメンバーが
プロデューサーとして製作に参加していたの。
2chとかでも初期の面影があるような作品に仕上がるんじゃないか
的な期待する書き込みもあって、それにも釣られて買ったけど、
結果的によく聞くのは表題曲とspearmint。
実際どうだったかというと、たしかに音自体は
初期を思い出させるような要素はあった。
けどやっぱり昔と今とではもっちーの印象も違うし、
ましてや歌い方も違う、だから自然と落ち着いちゃってるんだよね。
いかにも90年代の小室サウンド的な五月蝿さが無い。
アーティストが大人になったのもそうだけど、
楽曲そのものも歳相応に落ち着いたバージョンみたいな。
そんな印象を受けた1作です。CHEMISTRY「regeneration」
コイツも一部の楽曲しかリピートしてないんだけどね。
ケミはデビュー当時から知っていて、だけどなんか
イマイチパッとしなかったというか、自分の中で
ヒットするようなアーティストではなかったの。
でもアニソンの力は偉大なものだね。
ハガレンの第4期OPとして使われた「Period」は
そりゃあもう鳥肌モノだった。
ウチの今までケミに抱いていたイメージとしては、
しっとりとした曲を歌いこなすグループって感じだったの。
だけど何、Periodはカッコイイ!男らしい!
一度聴いただけで一気にケミに対する印象が変わった。
Period以外で良かった曲は、Once Againと
堂珍のソロ曲All my loveだね。
Once Againは夢を追い続けてという感じのメッセージソング。
家庭教師かなんかの曲でもなんかそれっぽい曲があって
それとイメージが被るんだけど、なんか元気をもらえる1曲。
All my loveは単に堂珍の声がヤバい。
最初このアルバムを聴き始めた時は珍と要の声の
区別がつかなかったけど、この曲何度も聴いてくうちに
どっちがどっちだかよくわかるようになったわ。
それにしてもふたりとも本当に歌唱力抜群だよね。
これとは別のアルバムで山下達郎の「クリスマスイヴ」を
カバーした奴はマジで完成度が高かった。スキマスイッチ「ナユタとフカシギ」
ライブアルバムも凄く良かった。でも、それはこのアルバムが
あってこそそう思えることかと。
スキマは活動復帰してから正直イマイチだったんだよね。
ガラナとか全力少年みたいなハツラツとした楽曲の
イメージが強かったからだと思うけど。
だからホントにこのアルバムに関心を持てたのは
ハガレンの第3期OPだった「ゴールデンタイムラバー」。
アルバムだとちょっぴりイントロが長くなってるんだよね。
いやあ、スキマのこういう曲マジで好き。
でもこのアルバムは全体通していい曲が多い。
いや、いい曲っていうか面白い曲が多い。
タイトルも不思議だしね。
「デザイナーズマンション」や「ムーンライトで行こう」、
あとは「病院へ行く」ってのも変わったタイトルかな。
この3曲は短い曲だし、比較的静かめな曲なんだけど
歌詞のインパクトがとにかく強いwww
なんか遊び心を感じる、そんなアルバムだったお。K「Traveling Song」
確かこのアルバムは、3月くらいに一気にCDを
買い込んだ中に入っていた奴だと思う。
Kは公式サイトとかマメにチェックするほど
熱中しているアーティストでもないからこの3枚目の
アルバムが出てたのはその時初めて知ったわけ。
1st、2ndと持っていたわけだし試しに買ってみたけど、
今までのアルバムの中で一番ハマった1枚。
知っている曲は少なかったんだけど、ETKINGとの
コラボだったり、Kが出演していたミュージカルの
テーマソングとか今までのKには無い感じの楽曲が
多くてとにかく楽しい。
このアルバムの中で一番ハマったのは
「LOVE FREAK」って曲。
これって日本語にすると恋愛狂になるんだろうか?
出だしは微妙にスローテンポなんだけど、
サビだけアッパーで、その変化していく具合がすごい好き。
詞もなんか小っ恥ずかしい感じが
くすぐったくて聴いていて心地いい。
12月にはベストアルバムが発売されてそれも結構
聞き込んでるんだけど、やっぱりKの声はキレイだね。
伊藤由奈と同じくこの人も日本語のニュアンスが
よく分かってきているというか、心に響く曲が多い。アンジェラ・アキ「LIFE」
前作から1年くらいだったかな?愛の季節、輝く人と
シングルをリリースした後に発売されたアルバム。
半分が洋楽でもう半分が邦楽。
この構成のせいで、これまでの作品に比べて
売り上げがあまりよろしく無いし、アマゾンでは
値下げが激しくてちょっと悲しいけど、ウチは満足してる。
とは言っても、やっぱり英語の曲は歌詞の意味を
掴むの難しいから無理。
邦楽のみで評価するのであれば、デビュー5周年を
ちなんだというだけのことはあって、原点回帰してる
感じの曲がチラホラある。
今回は、モラルの葬式やレクイエムのような
存在の曲がイマイチ分からなかったんだけど、
たぶん「母なる大地」って曲がそれに当たるんだと思う。
この曲は、どちらかというと、HOMEと同じ感じで
「ふるさと」をテーマとした曲のような気がするんだよね。
それはさておき、「愛の絆創膏」はマジで名曲。山崎まさよし「HOBO’s MUSIC」
最近のまさよしにしては早いリリースだった今作。
今年はデビュー15周年だの、結婚だので
いろいろあったわけだけど、心境の変化と共に
出来上がる楽曲にも変化が現れてしまうのかと
心配してたけど、いい意味でまた前作とは違った
ものが出来上がってると思う。
福耳のアルバムでは未完成の状態だった
「Intro」が「Introduction」として出来上がっていたのは
もちろん、シングルマンの最後のキレが良くなっていたとか。
アルバムならではの変化が楽しめた。
今回のお気に入りは「君と見てた空」かな。
何だかんだ言って、この曲が一番ライト層にも
受け入れられやすいんじゃないかな。なんたって
ゆうちょのCMで使われてたしね。
だけどのあのCMはBGMのボリュームが小さすぎた。
あとは、「Let’s from a R&R band」がお気に入りかな。
仕事終わりにオッサン同士が集まってバンドを組む
みたいな設定の詞がすごく好き。
こういう曲こそ今のまさよしに求めている曲かも。中川翔子「Cosmic Inflation」
しょこたんの3rdアルバム。前作は綺麗ア・ラ・モードとか
ちょっと大人っぽくてなおかつアイドルソングが
多く詰まった感じだったけど、今回はまたちょっと1stの
名残りを感じさせるような出来になってた。
でもやっぱり、今回一番注目したいのはしょこたん自身が
全部作詞をしたという「RAY OF LIGHT」が
収録されていることだね。
これもハガレン影響だけど。
アルバムの後半は、RAY OF LIGHTを含めて3曲が
ゆっくりめの曲なんだけど、間に挟まる1曲、
「TYRANT too young」っていうヘビメタ曲はマジ意外。
誰かが水樹奈々っぽいとか言ってたけど、なんとなく分かる。
水樹奈々の曲はあまりしらんけど、CDTVかなんかの
ランキングでたまたま見かけた曲がヘビメタだったからwww
あとは「午前六時」って曲がオススメかな。
曲のイメージとしてはJAMのそばかすみたいな感じ。
好きな人に想いを寄せているけど告白できずに
眠れぬ夜を過ごしている子の曲だね。
たわいもない会話がフラッシュバックして
気がついたら午前4時。
縮まらない距離は永遠なのか?と思い悩み午前5時。
願うだけ、想いだけじゃ足りない、伝えようと決めた午前6時
という風に心の変化が見られる感じが凄く共感できた。中島美嘉「STAR」
確か、このアルバムのリリース前後に耳の病気で
活動休止をするって情報が公に出てきたんだよね。
納得のいくようなレコーディングが出来ないくらい
悪い状態になっている…ということを聞いてからは、
ほぼタイアップ曲だけで成り立っている今回のアルバムは
仕方なかったのかなと思う。
どれもシングルを買い集めてるファンからしてみれば
聴きなれた曲だったけど、名曲ばかりだからね。
やっぱり一番好きなのは「ALWAYS」かな。
サヨナライツカを見てから余計ハマった。
あの映画はマジで泣けたからね。
エロイ描写が結構多かったけど、なんだろう、
いやらしさが全くない。芸術だと思えるくらい綺麗だった。
最初はただの失恋ソングだと思っていたけど、
PVの感じからして、亡くなった人を想って
歌っているようにも見えた。
中島美嘉本人が言ってたことだけど、この曲は
1回通しで録ったらしい。
普通のレコーディングは部分部分でカットして
つなぎ合わせるみたいな感じだと思うんだけど、
この曲は何回も通しで録音して、良かった奴を
CDにしたとか。
でもそう言われてみて聞いてみると、
凄い魂がこもっている気がするね。
最初は静かなんだけど、後半にかけては
感情が高まってちょっと泣き出しているんじゃないか?
ていうくらい悲しい感情が溢れ出してる。
他の曲についても取り上げたいところだけど、この辺にしておこう。YUKI「うれしくって抱きあうよ」
他のアーティストのアルバムに比べて、前作から
随分と期間を置いてのリリースだったね。3年ぶりくらいだった。
2007年にデビュー5周年を迎えて、その年末にリリースした
「ワンダーライン」を最後にして、また新しい音作りを始めたんだよね。
ランデブーから表題曲でもあり、シングルとしてもリリースされた
「うれしくって抱きあうよ」までが収録されている。
全体的に、昔懐かしい感じの、レミオと同じくアナログ?
打ち込みサウンドばかりだった一時に比べると少し物足りなさを
感じてたけど、こうやって一枚のアルバムになると全部が
まとまって聞こえるからいいよなあ。
「うれしくって抱きあうよ」は個人的に「歓びの種」以来の神曲。
今年はこのアルバムリリース、そして5年ぶりのMステ出演、
全国ツアーと例年に比べて過密スケジュールだったにも
関わらず本当によく頑張ってくれたと思う。
でもやっぱり、このアルバムの本当の良さを感じるには
ライブを観に行くべきだね。
「朝が来る」と「夜が来る」って曲がどれだけ重要な存在か
っていうのがよく分かる。
お気に入り10作は以上のとおり。
でも後一つだけ、審査漏れ?wしたアルバムを一つ紹介。
中川翔子「しょこたん☆かばー3 ~アニソンは人類をつなぐ~」
何気に、このアルバムが今年一番聞き込んでいたんじゃないかな。
だからこそ入れるかどうしようか迷ったわけ。
でも一応しょこたんはオリアルが既に含まれているから
あえて外した。アニソンカバーは3というわけだから
それ以前にも1,2があるのね。
でも今回は今までとは違ってフルアルバムになっていたの。
たくさん曲が入っていて、なおかつアニヲタでもない
ウチですら結構知っている曲が多かったというね。
中でも一番聞いたのはプリキュアの曲だろうか。
こういういかにもそのアニメのためだけに作られた曲?
まあちょっと意味が違ってくるかもだけど、キャラソン?
実に懐かしくて凄いハマった。
セラムンからは2曲ともショートバージョンだったけど
入ってるだけで充分。
しょこたんのアニソンカバーはどれもレベルが高くて、
原曲を大切にしているから好意が持てる。
1曲1曲微妙に声色が違っていて、しょこたんの
才能を感じる1枚でした。