結局は自分主体の考え方でしかないのは
分かっている。だけど、自分が毎回学年
全生徒を前に話をしたり、クラス単位で
改まって話をするときには相当な覚悟を
決めた上で今その子たちの状況に合わせた
話をしようとシナリオを練っている。
最上級生になった今、これまでの甘ったれな
自分たちとは決別できるように。そういう
内容の話をしようと準備してたけど、
いざ職員一人ひとりの話の内容を確認して
みると期待を裏切るかのように生温い、
もしくは薄っぺらい話しか出てこなかった。
それに案外1人当たりの喋る時間も短い
もんだから自分もなんとかコンパクトにまとめ
ようと必死だった。言いたいことは伝えられた
とは思うけど、何だかなあと思いながら
過ごしてたら夕方退勤前になってそれを
聞いてた同じ学年職員で年齢的には大分
年上で大先輩の人から「良かった」って
言ってもらえたのが嬉しかった。
頼もしいこと言っていたみたいなことを
言ってくれてたけど、その言葉を実際に
発するに当たって内心どれだけ不安だったか。
でも、ここで自分が伝えなければきっと
周りは自分ほどの思いを言葉にしてくれない
と思っていたから。そう、信用してないもん。
その大先輩の人が良かったと感じてくれた
のであれば、きっと他の職員にも自分の
真っ直ぐな思いは伝わったと信じたい。
ただ、新クラス二日目にしてちょっといろいろ
とよく分からない、不安なことが増えてきて
ちょっと心折れそうになりつつある。