去年から受け持っている緘黙の生徒。
1年前に初めて対応し始めた時には
想像できなかったことが今日起こった。
ついに、障害者手帳を取得した。
取得できる状態だという話は聞いていた
ものの、実物を持っていると発覚したのは
今日の出来事。嬉しすぎて自分のことかのように
喜んで、自分の苦労を知っている先生たちに
見せて回ってしまったくらい。
そしてもう一つ。3年間唯一持ち上がりの生徒が
また新しいクラスに馴染めず不登校になりつつ
あった中で今日久しぶりに登校できたため
捕まえて個別で話をした。
進路について全くイメージできないことに
関しても周りと比べた時に自分は取り残されてる
という不安が強かったのも理解している。
でも、そこはちょっとやりたいことが見つかった
っぽくて少し話が進めそう。だったら次は
クラスに慣れること。こんなのは去年も入学当初も
そうだけど、登校し続けていれば自然と慣れてくる。
そしてその慣れていく過程で何かしら周りとの
会話が生まれて、少しずつ関係性も出来てくる。
それまでの期間を気長に待ちながら逃げずに
やっていくしかない。いざって時はずっと近くで
見守ってきた担任である自分がいるんだからと
説得をして少し本人の気持ちが晴れたような
気がした。こうした指導ができるのも、ずっと
近くで生活してきたからこそ。不思議なもので、
今年度始まってからいろいろな場面で過去からの
積み重ねが活きてるなあと感じる出来事が
あって嬉しい。だからこそ頑張らなくては。