本気度が足りない奴ら。

1年生の頃に担任をしていて、1年という

短い期間ではあったけど、その中で必死に

できることをした上で進級させた子がいる。

その子は正直自分がしてきた支援と同等、

もしくはもっと手厚く見ていける人じゃないと

厳しいと感じていたけど、それは予感的中。

担任の力不足に限った話ではなくて、実際は

家庭環境に問題があった。その問題は去年も

結局進展がなくて、本人はどんどん病んでいく。

そして4月に新しい担任になって、その人は

自分から見ても手厚く見てくれる人と思い

つつも、去年1年間の進展のなさが自分から

してみればもう手遅れだと思っていた。

そんな中、どうにかできないかというような

会議があったわけだけど、元担任として意見を

求められた際にはっきり言ってしまった。

両親の仲を改善しないことには救いようがないと。

ただ、教師という立場で、学校側で夫婦の仲を

取り持つなんてことはできるわけない。

そう、立場的にそこまででしゃばれないのは

知っている。でもね、それで「はい、そうですか」

って諦める程度なら正直担任なんてやるなって話。

自分からしてみれば彼との生活から1年以上離れて

ブランクがあるわけだけど、今の彼の苦しみよう

を見てたら両親に対して怒りを覚えたのはきっと

当時の愛情がまだちっとも薄れていなかった証拠

だと思う。別に保護者に限った話じゃなくて、

気むずかしい人はいっぱいいるし、お互いの関係を

良好に保っていくためには角の立つ話を避けた方が

良いことは分かっている。

でも、そんな無難なことばかりしててすべてが良い

方向に進むわけではない。時には覚悟を決めて

踏み込んだ話題を持ち出して、それを持ち出すに

あたってどれだけ自分が思いをはせたかって

見せつけてやればそう簡単に相手が牙をむく

ことはないと思う。相手は大人。じっくり

話し合えばわかり合えることがたくさんあるはず。

そこの一歩を踏み出すことを恐れて、それで

誰かを助けたいとかほざいてたところで無理

だっての。もうそんな甘い考えで行動に

移しているような段階はとっくに過ぎている。

本当の意味での危機感がなさ過ぎてうんざりする。

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