去年から度々話題に出ていた緘黙の生徒。
そろそろ進路を考えて具体的に動いていかないと
いけないと思って今日はとある障害者手帳を持った
人が就職先を見つけるために行く施設の見学を
してきた。二つの施設を見てみた中で雰囲気的には
一つ目に見た施設が何気に本人の性格的にも
受け入れやすかったり、その施設の中だけでも
本人の能力次第でいろいろ道が選べるってところが
魅力的に感じた。
もう一つの施設は2年間で就職先を見つけていくこと
が目的になってたからハードルが高いしちょっと
この子には早いかなと見学の序盤で悟ってしまった
わけだけど、後半個別相談みたいなことをしてもら
える時間を作ってもらえたから担任としていろいろ
支援してきたことや、現状の本人のできるように
なったことに対して今後そういう施設を利用すると
したら最低限どんな力が必要になるのかの確認が
できた。まず一つ明確だったのは、これは自分が
この子の担任を始めた去年の4月当初からそうだった
けど、確実な意思疎通の手段を手に入れること。
残念なことに学校ではちょっとした書類に名前を
書いたりとかできるのに、初めての場所や人に
囲まれたからか全くできなかった。その現状を
目の当たりにした時に、緊張しててもできる
意思疎通の仕方を見つけていかないとダメだって
こと。これは卒業までの残された期間で編み出して
いくのはなかなか難しいと思う。今回の件で最近
もう自分とは最低限の意思疎通できてるしいいやって
思ってたけど、改めて考えていかないとと思える
ようになった。
あとこれは今後抑えておくべき情報としてメモの
つもりで書いとくけど、この生徒の状態を
考えると自立訓練、B型で働く練習を無期限でやっ
て、自信がついてきたらA型を探して、さらに働ける
と思えるようになった段階で就労移行へと誘導。
この流れがきっと妥当なんだと思った。