昔自分が学生だった頃の話。
自分は元々運動が苦手で・・・というかそういう人間
だと思っていたから体育の授業がとにかく嫌いで。
でも学生である限り避けて通れない道だし、仕方なく
やっていたわけだけど、誰しも経験あると思うし、
これは男だから余計その傾向が強いのかもしれないけど、
球技とかやっているとその部活に所属しているメンバー
とか、単にスポーツ全般得意な子とかがいるといくら
授業とはいえ勝ち負けを意識するわけじゃん。
運動が苦手でなかなか積極的にできない自分からしたら
そういう連中の出す「お前下手こいたら許さねえぞ」
みたいな空気感がもの凄く嫌いだったわけ。
自分の今のクラスでも、やんちゃでそこそこ動ける
グループとそうじゃないグループの二極化してて、
それを混ぜようと思うとやんちゃなメンバーの
やる気をそぎ落とすからどうしようみたいな話が
教科担当からあって。それに大して自分は、メンバーの
中に下手くそが居てもそれに機嫌や態度が左右されるよう
な奴はそいつが悪いからどんな組み合わせでもいいから
やってくれってお願いしたわけ。
でもさ、自分がスクールで他の人とレッスンを受けてる
時も、とくに自分より技術が下だと感じる人には結構
厳しく当たってしまう自分がいるわけ。
それって結局自分が過去に感じてきた、スポーツが
自分よりできる奴が変に偉ぶったり、下手な人を
馬鹿にしたりするような空気感が嫌だってのと
同じ事をしてると思うわけ。だからいけないな、自分より
下手だと感じていてもしっかり練習相手として
成り立たせる努力をしなくちゃとか思ったわけ。
その反省を踏まえて今夜のレッスンに臨もうとした
わけだけど、実際はいつもとはちょっと状況が
違って、半分は自分より上のクラスの人が居て、
もう半分が自分を含めた同じ初級クラスの人。
変に上のクラスの人がいるとそれはそれで
逆にだるいなと思いつつも、やってみたら
悪くなかったというか、そんなの関係なしに
コーチがいつも通りの対応をしてくれたし、
むしろいつもより動かしてくれたことによって
上のクラスのメンバーに、ある意味お前らに負けない
一部要素を持った奴がいるぜっていうのを知らしめる
良いきっかけになったと思う。
技術全般はもちろん上のクラスの人たちに及ばない
と思うけど、部分的に見たら彼らより良いモノを持ってる
変な自信があるという。
話は戻って教育論について。
こういう今の子どもたちの気持ちを汲み取ろうとしない
連中がいるからこそ感じるけど、大事なのは
教師が子どもをどうにか良い方向へと導きたいからと
その思いを子どもたちにぶつける以前に、その子どもたち
を見て「○○だろ」と一方的な、決めつけから指導を
始める前に、「○○してるように見えたけどどうなの」と
確認をして、そこで考えが一致したら指導すべきだし、
一致しなかったという場合があればその時はとことん
子どもたちと話し合うべきだと思う。そのわかり合うという
点で時間を作る習慣がないのは化石連中の特徴だと思う。
そもそも今年度入ってきたばかりの奴が、いくら教師として
経験が豊富でも子どもらの特性を掴みきれていないわけだから
そんな奴が決めつけから始まる指導をしてうまくいく
わけがない。もっと経験を積むか、来年の春には他に移って
いって欲しいというのが本音。