過去の脱落者、そして未だに問題を
抱えている連中のバックにはろくでもない
保護者の存在がある。子どもとの接し方、
これまでどういう躾をしてきたのか。
こっちにできることは限られているけど、
こっちで預かるとなったからには、家庭で普段
見られる様子と、こっちでの様子とでは差が
見られる場面も多い。そんな中でこっちがいかに
子の特徴に気づいて、それをもとに誤った
アプローチをしている親の目を覚ますことができるか。
生まれてから大きく育てるまでの長い時間は親が
しっかり見てきているから先生ごときがって思う
こともあるかもしれないけど、思春期の大事な3年間
の大部分を一緒に過ごしているのは家族よりも先生。
家庭では見抜けない子の特徴を掴んで、何かフォロー
してあげられるコトバ。それが魔法のコトバなのかなと。
この3年間で面倒見てきた子たちに対する魔法のコトバ
はあまり上手に見つけられなかったかもしれないけど、
その失敗を活かして次のサイクルではもっと個々に
ぴったりの魔法のコトバを見つけられる人になれたら
良いのかなとふと感じた。