たくさんのお客さんを相手している彼にとって
自分なんて大した客じゃ無かったのかもしれない。
でも逆に、自分からしてみれば、いろんなコーチに
お世話になってきた中でも、自分のテニスのクセを
理解してくれているのはもちろんだけど、何よりも
自分の性格的な面でも理解を示し始めてくれていたような、
そんな風に感じさせるコーチで大好きだったから
むしろ手放そうとしている自分自身のダメージが
大きかった。ここ1年くらい、通うスクールを追加したり、
変更したりと動きが激しかった中でも、彼には毎回伝えていた。
でも思い返してみればいつも返しはこうだった。
「あなたが決めたことに対して僕がどうこう言える立場じゃない」
みたいな。確かにそうなのかもしれない。でも、せめて
「残念だった」「もっと居て欲しかった」とか嘘でも聞きたかった。
自分も最近、少しずつ本音を前より話せるようになったかなとか
思いながらも最近は彼の顔を見れば見るほど本当に伝えたい内容が
緊張で伝えられないことが続いていた。
今日だって今までお世話になったこととかを含めて気の利いた
言葉をたくさん伝えたかったけど、いざ目の前にしたらうまく
話せなくって・・・。
そういう面では自分だって結局一緒なんだろうけど、
欲を言えばもっとちゃんと思っていることを教えて欲しい。
別にこれが本当のお別れでもないわけだけど、週に一度は
必ず顔合わせできていた人たちとのそれが難しくなると言う
点で一番支えになっていた彼の存在というか、顔を見られる
機会が月1あるかないかに減ることを考えるとさらに辛い。
とはいえこんな話を延々と書いてるわけにもいかないし、
眠たいから今日はコレでおしまい。