生きてればどこかにヒントが隠されてる。

最近連ドラを録画してたところでちゃんと

観れないしなあと思ってた中で朝ドラだけは

一応録画し続けてた。だけど、前作の

「カムカムエブリバディ」は久しく魅力を

感じなくて録画を途中で辞めてたんだけど。

朝ドラの定番の流れってだいたい田舎からの

幼少時代から始まって、大人になると大阪

もしくは東京に主人公が独り立ちしてみたいな

定番の流れがあるわけで。そのあとさらに

ありきたりな展開としては、幼少時代に過ごして

た友人が転校とかで離ればなれになっていたのが

再会する的なね。こんなうまい展開現実世界では

なかなか起こることじゃねえよなと思いつつも

なんか不思議な魅力があってね。

今作はおいしい物が大好きな沖縄のど田舎に

住む女の子が高校を卒業して東京の西洋

料理店で働くみたいな展開が少なくとも

5月末くらいの話の中で展開されているわけ

だけど、なんかその主人公の仕事に対する

姿勢を見てたら少し大事なことに気づかされた

気がするんだ。そもそもスタート地点としては

沖縄の田舎から出てきた料理修業未経験の

女の子がいきなり老舗の西洋料理店で働き

始めるってところからなわけだけど、こんな奴

仕事が続くわけないみたいな馬鹿にされた感じ

からスタートするわけ。オーナーもどうせ長続き

しないと見込んだ上でかしょっぱなから重労働な

上の10連勤を命令してて。主人公は段々心折れて

くるわけだけど、折り返し地点辺りで日頃注意

されることとか、なかなか理解できんこととか

しっかりメモをとって何とかせんといかんみたいな

感じで一生懸命頑張っとる姿とか見たらなんか、

自分は仕事をする上で何を目的にやってんだろって

ふと感じるわけ。

あと印象に残っているのは、そのレストランの

従業員たちが改良メニューをオーナーに提案

した時にオーナーが物足りないからと即却下

するシーンがあるわけだけど、それを先に

口にしていた主人公は味に納得していた

上でオーナーに刃向かうわけ。これも他の

従業員からしたらあり得ない行為なんだろう

けど、その辺の上下関係を知らん主人公から

したらなんてことなくって。オーナーはいつも

偉そうなこと言ってて自分で作ろうとせんと。

その流れで自分と料理対決をして欲しいとか

申し出ちゃうんだけど、そのメニューが

ペペロンチーノ。主人公はまだろくに

ペペロンチーノすら作ったことないのに

勢いで言っちゃって。でもその後ちゃんと

練習して、かつ沖縄の家庭生活の中で得た

料理の知恵を活かして自分らしい味でかつ

みんなに認めてもらえるレベルのおいしい

ペペロンチーノを作ってみせて。途中は

納得いく味付けにならんくて参ってたけど、

これもドラマならではの展開だね。

過去の出来事からヒントをもらって成功

させるっていう。

そういう経験って人によってあるかないか

大分違ってくるだろうけど、今思い返して

見れば自分にもそういう過去の経験が生きた

場面があったことを思いだした。

大学の推薦入試の時。筆記試験の中に小論文が

あって、その小論文のテーマが貧困に関する内容

だった。嘘みたいな話だけど、実は高3の文化祭の

テーマが貧困だった。その当時文化祭実行委員だった

自分は貧困に関する情報収集を結構してたし、

JICAだっけ?そういう団体の話も聞きに行ったり

してたくらい。そう、まさかの文化祭のために仕入れてた

情報が入試に役立ったというこの奇跡。

こんなにうまいこと事が運んだ場面はそれ以降

なかった気がするけど、ふとした瞬間にこれまで

何気なく積み重ねてきた何かがその先の行くべき道を

示してくれることもあるんだなって。

つい最近、Twitterで仕事をしていて夢中になれない

のは可愛そうなことみたいなこと書かれてて、

まさに自分じゃん。このまま続けてて大丈夫

なのかなとか思ってたけど、ちむどんどんの中で

出てきた台詞思い浮かべたら、何だかんだ自分は

すべきことしてんじゃないかって。

今自分が見ている話の段階では主人公がある

ことをきっかけに一時的に新聞社のお手伝いの

仕事をしているわけなんだけど、その中で

新聞に対する苦手意識を持っている主人公に

対して職場の人が

「新聞も料理も同じ」

料理は食べてくれる人のことを思って作る

のと一緒で新聞も読んでくれる人のことを

考えて作るみたいな。

この考え方っていろんな仕事に応用が利く

と思う。教師であればシンプルにその指導を

受ける子どもたち、もしくはその子どもたちの

世話をしている保護者らの何か力になれることは

ないか。それを考えた上で自分なりにできること

をしているのがこの教師の仕事をしている理由

なんじゃないかって。結局いつだって分かってる。

昔恩師から言われたことだけど、相談してくる

割に答えが最初から見えているみたいなね。

それはあるかもしれん。女子が何か買うときに

「どっちがいい?」って聞いてくる割に本当は

欲しいものがどっちか決まっている上で相手の

意見を求める的な奴。面倒くさいけど同意を

求めてそれを得られることで自分の気持ちが少し

楽になるみたいなところはある。

結局何が言いたいかよく分からんけど、

このままで良いのかとかあんま考えたところで

意味ないのかな。落ちてくだけなのかな。

よーく分からんけど、何とかその時々で

できることをしてくのが一番なのかなと。

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