何かを捨てて前に進むなんて出来ない。

マイナビ就職EXPO in ポートメッセナゴヤに行ってきた!
でも、行ったのは昼過ぎから。
授業さえなければ最初から行っても良かったんだけど、
流石に月曜1限はさぼれないものだから、
とりあえず午前中だけでもと思って行ってきた。
そしたら何、人がいなさすぎwwww
2限目の外書、3年生全然いなくてビックリした。
まさかみんな朝から企業展に行ってたなんて・・・。
昼飯だけでも食べようかと、いつも一緒に食べてる
友達にメールしたら「学校来てない」って言うし、
仕方ないからそのまま昼飯抜きで名駅へ。
今日の企業展もMASATOSHIと一緒に行ってきた。
ポートメッセナゴヤとか生まれて初めて行くし、
あおなみ線とか3年ぶりくらいに乗ったんですけどwww
港区って、あまり奥まで行くこと無いから金城ふ頭駅周辺の
景色は凄い新鮮だった。
いかにも工業地帯だけど、開拓地って感じだった。
近くに結婚式場があるけど、なんか工業地帯に
囲まれた結婚式場ってどうなの・・・?って感じだった。
ダイオキシンとか飛んできそうwww
いやー、でも凄いね。
名大社とは規模が全然違った。
今日はホント興味のある企業がたくさん来てて楽しかった。
3時ちょい前から5時くらいまで2時間くらいいた。
ホントはね、いろんな企業の話を聞きたかったんだけど、
1社あたりにつき説明が20~40分はかかるから
結果的に今日はマックスバリュー中部、セブンイレブンジャパン、
バローの3社しか聞けなかった。
正直、バローは絶対あり得ないと思ってた。
でも聞いてみないと分からないよね。
アルバイトをしていて持つ印象と、
また就職を考えて一企業として見た印象。
ここから先は、一生懸命メモをとった3社の
説明会で印象に残ったことをいくつか書いていくね。
1.マックスバリュー中部(イオン系列)
今となってはこの辺じゃ結構名が広まってるスーパーだと思うけど、
ここは元々八百屋からスタートしたらしい。
そこからフレックスというスーパーに変わって、
99年にアポレ、ウェルパークというスーパーを統合して
2000年にマックスバリューが誕生。
本拠地は三重県の松坂市。
現在三重に本店を置くスーパーの中では
最も売上の高いスーパーとなってるらしい。
ちなみに2009年10月31日の時点で全88店舗ある。
イオン系列というわけで、トップバリューの商品が
並んでいるわけだけど、このPB商品で大切にしていることは、
値段が安いのはもちろん、消費者が安心して買えるように
原材料など良いものを使うようにしてるみたい。
そしてココがちょっとポイント。
いつだったか忘れたけど、最近。
薬事法が改正されて、薬局以外のスーパーやコンビニでも
薬が販売出来るようになったよね。
マックスバリューでは10月17日から名古屋市内の薬局の
テナントが入っていない店舗において薬のコーナーを
新設したとのこと。
他には、まあ特別なこととは思えないけど、AEDの設置。
これって一応説明書みたいなのがあって
使い方とか知らない人でも使えたりするのかもしれないけど、
会社内であらかじめ従業員に講習みたいなのをやって、
万が一って時にしっかり使えるよう教育してるらしい。
でもね、担当者の人も言ってたけど、いざっていう時
パニック起こしちゃったら使い方分かってたとしても
頭の中真っ白になっちゃうよね。
店の特徴はこのへんにしておいて・・・。
採用情報というか、入社してからの流れについて。
入社してから最初の1ヶ月は研修期間。
研修期間と言っても、早速店舗配置かと思ってたんだけど、
実際は違うみたい。
その最初の1ヶ月っていうのは専用の研修施設が
三重県鈴鹿市にある、昔スーパーだったところで
接客態度とかを身に付けるらしい。
その1ヶ月の研修期間を経て、初めて店舗での仕事が始まる。
なるべく自宅から通える距離の店をセレクトしてくれる
らしいけど、要望に応えられない場合もあるわけで。
店舗担当職務(レジなど)以降の流れは
チーフ→店長(orバイヤーor本部スタッフ)→経営職。
定期的に今自分が任されている職務についての
アンケートみたいなのがあって、そこで
「もっと別の仕事がしたい」とか言うような場合は
その要望になるべく応えられるような部署に
配属して貰える場合もあるらしい。
それと、何でも仕事ならやるっていうような人は
場合によってはイオンの方に行けるかもしれないらしい。
給与制度に関しては、初任給が大卒で189,600円。
会社指定の資格があるらしく、その資格の級が
上がれば給料も上がるらしい。
逆に級が上がらなければ、全く給料が上がらないという。
2.セブンイレブンジャパン
そうだな、ここはイトーヨーカドーと提携してるというのもあるし、
最近のコンビニ業界の中で良い感じで成長してる企業だと
思ってたから試しに聞いてみた。
まずはどうでもいい話になっちゃうけど、セブンイレブンは
開店当初1978年から自社独自の商品開発を始めていて、
テーマというか、当時周りから言われていたのは
「家で作れるものはいらない」という。
だけどね、ここで開発された商品って言うのは「おにぎり」なの。
おにぎりなんて、まさに家で作れるものじゃない。
だったら何で?って思ったんだけど、
家で作れるものだからこそ、それなりに品質が追求されるわけで、
そこに注目してオリジナルのおにぎりを作り始めたらしい。
現在ではおにぎりだけかな?弁当も含めてだったか
年間12億5千万個ほど売れてるらしい。
こういう商品は売上の50%以上を占めてるみたい。
今度はセブン銀行設立の背景についての話だった。
セブンイレブンでは定期的かな?
1万人顧客調査というアンケートを実施しているらしく、
そこで「どんなサービスが欲しいか?」という項目があって、
そのランキング1位がずっとATMだったのね。
ということで、とりあえずATMを作ろうと
まずは既存の銀行に頼んで設置しようと考えてたらしいけど、
銀行側からは「採算が取れないとダメ」と言われたらしい。
そこでセブンは自社で銀行を立ち上げることに。
それが2001年。
銀行というのは開業から3年間で黒字にならないと、
その時点で銀行を無くさなきゃいけないらしい。
セブンはなんとか3年間で黒字にして、今こうやって
サービスを続けられているとの。
セブンでの仕事に関してだけど、今日この説明会で
聞けたのは主にOFC(オペレーションフィールドカウンセラー)について。
このOFCというのは、各店舗のオーナーさんに対して
「この地域のお客さんは○○な傾向があるからこういう商品を置いた方が良い」
などの店舗運営をする上でのアドバイスをする人。
オーナーと同じ立場に立って仕事をし、お互いの信頼度を深めて
「いかに良い店を作り出すか」「いかにお客のニーズに応えられるか」
を心がけているらしい。
セブンイレブンジャパンという会社の社訓というのかな?
いや、社訓まで言っちゃうと大袈裟かもしれないけど
「絶対にやりとげようとする信念、行動力」
こういうことに共感できる人は是非今後の説明会にも
参加して欲しいとのこと。
なんかいいよね、カッコイイ。
「絶対にやりとげる」だって。
なかなか出来ることじゃないよ。
新しく何かを始めるには必ず不安が付きものだけど、
その不安に負けることなく挑戦する、そういうことを
大切にしてる企業なんじゃないかと思う。
3.バロー
まず始めに・・・。
パンフに昨日も見かけた地区長さんの
写真が載っていたことがワロタwwwww
まともに喋ったことないけど、こんなところで
見かけるとは思いもせんかったわwww
バローは1958年、恵那市に「主婦の店」って名前かな?
そういうスーパーかなんかから始まったらしい。
様々な事業展開をしていて、その中でも主なモノは
スポーツクラブ(アクトス)、ドラッグストア(中部薬品orVドラッグ)、
ホームセンター、ペットショップ・・・。
上場取引所の東証1部上場って書いてあるんだけど、これ
よく意味分からないけど、一流企業の仲間入りをした証拠みたい。
全部の事業を含めて、店舗数は436店舗。
出店地域は岐阜を本拠地として愛知、三重、静岡、石川、
富山、新潟、長野、滋賀、福井と拡大を続けてる。
福井に関しては現地の系列スーパーの「ユース」に任せていて
バロー自体は無いらしい。
前にも日記で取り上げたことあると思うけど、バローでは
18円コロッケや北欧倶楽部というパン屋のパンが全品98円など、
ちょっと大胆なことをしてるのね。
パンはさておき、コロッケの18円とか「無理してるだろ」って
ずっと思ってた。実際はウチがバイトしてる店でもそれなりに
売れているし、採算は取れてるのかもしれない・・・。
と思っていたら担当者の人が「一応利益あるんですよ」と言っていた。
これも分かっていることだけど、自社工場で作っているから安いとのこと。
まあ、ここまではなんとなーくバイトしてるウチでも分かっている話で。
ビックリしたのはここから先。
まずはドミナント戦略というもの。
ウチは戸田店しかバローを知らないからアレだけど、
意外と名古屋市内にはバローが集中して建っているそう。
ちなみにドミナントとは何かについても説明してくれた。
ドミナント戦略とは、特定の地域に集中的に出店することによって
そこの地域を支配する・・・そんなような感じらしい。
コンビニまでとは行かないけど、バローとバローの間隔が近いというか、
そうすると自然と知名度がUPするという。
スーパーって安ければ安いほど注目されるかと思いきや、
それだけじゃないらしい。大事なのは消費者にとって近い店だと言うこと。
細かく建てることによって、消費者にとってはドンドン便利になっていく。
たとえばA店に今まで買い物行くのに30分かかっていたけど、
B店が家の近くに出来たことによって更にバローという店に
行きやすくなる、そんな感じです。
それと、一部地域に店を集中させることによってその
地域のイベントに会わせた商品をお客に提供することが可能になる。
たとえば運動会。担当者の人が例に出してたけど、弁当用に
ミートボールなどが売れるなど。
そうなると特設コーナーを設けて売ることが出来る。
1店舗だけでそれをしようとすると大変なことだけど、
その地域の店舗全体でやることによって上手に売ることが出来るみたい。
次の独自戦略というのかな?それはEDLP戦略。
これはEveryday Low Priceの略らしく、
「常に同一の低価格で商品を提供する」というもの。
バローに買い物しに来たことがある人なら分かると思うけど、
店内に入ると黄色いポップに「安さ挑戦」と書いてあるはず。
他にもPB商品(Vselect,VQuality,Vorganic)が安いよね。
入り口にはなるべく値打ち商品をドンと置く。
そうすることによってお客さんは圧倒されて
「ああ、この店は安いんだ」って思って貰う。
安心、安全に加えて低価格な商品を提供することを大切にしているみたい。
最後に・・・、これはホント凄いと思った。
師勝店。ここはバローの中で一番の売上を出してるんだっけ?
何が凄いかって・・・・
「特売日が無い!」「広告を一切出さない!」
えええええええええええええええええええええええええええええ!?
って感じでしょ!?
でも待って、何でそんな店が売上トップなのって。
それは、毎日商品が安いらしい。
写真にも写ってたけど”きゅうりが一本8円”
”キャベツ一玉が58円”
安いのが話題になって、広告が出回らなくても
口コミでお客さんがドンドン増えているらしい。
こういった店は他にも岩倉店、静岡の大坪店がそうらしい。
いやあ、これを気に是非一度は師勝店に行ってみたいと思った。
報告は以上です!