最高の人生の終わり方が、最終回だった。
毎週凄く楽しみに観ていた。感動要素たくさんあったからね。
去年の末におばあちゃんが亡くなったから、お葬式の雰囲気とか、
遺族の悲しみの感じとか凄く分かるし、あの時の記憶がよみがえってくる。
そのおばあちゃんの葬式の時のことで、未だに心残りなのは、
通夜でも、告別式でもばあちゃんが亡くなって以降は全く涙を流さなかったこと。
何度か泣けそうなシーンはあったけど、涙は流れなかった。
これは、身近な人が亡くなることに早くも慣れてしまったのか、それとも
たまたまだったのか分からない。
ばあちゃんが亡くなって悲しい気持ちはあったはずなのに、ホントに申し訳ない。
泣くことが正解ってわけでもないだろうけど、みんなが泣いているのを見て
泣けてない自分が心苦しかった。
それでも、唯一の救いはばあちゃんが亡くなる前に思わず涙を流したこと。
施設で寝たきりになっていて、もう元の姿からは想像のつかないような
よぼよぼになっていて、喋りたそうにしていても喋れない、目で訴えかけてる
あの感じを目の当たりにして耐えられなかったんだよね。
こんなになるまでウチらはまともに顔を出さなかったんだって言う悔やむ気持ち。
その時の涙は本物だったし、ばあちゃんには気持ちが伝わったと思う。
まだ若干力も残っていて、ウチが手を握ったら握りかえしてくれた。
口角あげるのも大変だったろうに、精一杯笑顔を見せてくれたのも胸が痛いほどだった。
ホントにあの時、3兄弟揃って、最後の挨拶が出来て良かったと思ってる。
このばあちゃんの場合は、亡くなった後、他のいとこたちと話をしていて、
昔どんなことをしてきてもらったかってことを改めて思い出すことが出来たんだけど、
その前に亡くなった父方のじいちゃんの場合はそういうこと無いんだよね。
いや、小さい頃可愛がってもらってたはずなんだけど、思い出せない。
じいちゃんには申し訳ないけど、あまりじいちゃんに対する思い入れがなかったみたい。
でもホント、こういう人たちがこの世にいたこと、忘れてはいけないんだと思った。