悲しいっていうより怖い。

ある身近な人の訃報を聞いた。

朝連絡がつかないなんて話が出ていた時点で

何かおかしいとは思っていたけど、まさかの

展開に戸惑いが隠せない。

この知らせを上の職員から今日2回全体の前で

聞かされたんだけど、最初聞いたときは悲しい

っていうよりゾッとした。おそらく周りでは

涙を流していた人がいたのかもしれないけど、

自分はとてもじゃないけど涙が流れるような

状態じゃなかった。お世話になっていた人だし、

一時は心の支えになってくれていた人でもあった。

その人はもともと過去に大きな手術を受けたことが

あって、それ以来表向きは分からないけど爆弾を

抱えながら生きていることは何となく知っていた。

その割に不健康な生活を続けていて「どうしようも

ない人だな」とか呆れることもあったわけだけど。

でも、そんな体たらくだからっていうのと、その人の

人柄が良かったから何だろうね、自分と同じく独身

なんだけど、家族のように思いやってくれる仲間たち

に囲まれて凄い心強かったと思うよ。そしてそうやって

家族かのように接していた人たちが何よりも悔しい

思いをしてることだと思う。

上手く言えないんだけど、この訃報をきっかけに

自分は一つ考えを改めたというか痛感したことがある。

この人と同じく独身の立場で、何とか大病にかかった

こともなくスポーツも適度にしているからある程度

健康体であると信じたいけど、でももし今後何かの

拍子に急激に体調を崩して、ぽっくり逝ってしまう

なんてことがあったとした時に、誰かしら1人、

SOSの着信とか、LINEのメッセージとか残せる

人を確保しておかないといけないのかなって。

頼りたい人は決まっている。

あと、結局今も行動に移していないけど、

いきなり自分が亡くなってしまうことがあると

した時に、家族にも何か前触れを残したり、

それこそ元気で居られる今もう少し家族との

繋がりを大事にしていかないといけないのかなって。

用がなくても今日のこの出来事をきっかけに母親に

電話をかけてみようかと思ってみたけど、結局

面倒でやっていない。

自分自身、もしひとりぼっちの状態で

息を引き取ることがあるとすれば、絶対その

手前で誰かにサインを送りたい。

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